新着情報
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2025.12.05カメレオンの卵胞鬱滞
カメレオンはたくさんの卵を一度に産むため、生殖器疾患が多い爬虫類です。以前ご紹介した卵をうまく排出することができない、いわゆる「卵詰まり(卵塞)」の状態になることもあれば、卵になる前の卵胞の状態で留まってしまうこともあります。卵胞の状態で留まってしまうことを「卵胞鬱滞」と呼びますが、こうなると自然排出は困難で基本的には手術が必要になることが多い印象です。 写真のカメレオンさんは腹部が大きくなり、食欲が落ちたことで来院されました。レントゲンで腹部に丸いものがたくさんあることがわかります。内科的治療に反応が乏しかったため外科的に卵胞と卵管を摘出しました。 小さな体にたくさんの卵胞が詰まっていました。一部の卵胞は破裂し、腹腔内炎症を引き起こしており、もう少し遅ければ体力的にも命の危険があったかもしれません。 今では体調も回復して自力でご飯も食べれるようになりました。 カメレオンのお腹が膨れている、食欲がない等の気になる症状があればご連絡ください。
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2025.11.27ファンシーラットの乳腺腫瘍
ファンシーラットをご存知ですか?人によく懐くので愛好家も多い品種です。ハムスターもそうですが、高齢になると腫瘍が良くできるので、できものができたといらっしゃる方が多い印象です。その中でも乳腺腫瘍は割合として多く、あまりに大きくなると内部で出血を起こしたり、動きに影響が出ることがあります。 当院では腫瘍の切除も行いますが、乳腺腫瘍はホルモンの影響でできやすいため、同時に避妊手術を行うこともあります。写真の子は乳腺腫瘍を繰り返し生じたので、片側の乳腺組織の摘出と避妊手術を行いました。 悪性の場合は他の組織に転移を起こすこともあるので、早期発見早期治療が重要です。
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2025.11.24年末年始休診のお知らせ
こんにちは。きたなか動物医院です🐶 🎍年末年始休診日のお知らせです🎍 12/28(日)〜1/4(日)休診となっております。 処方されています内服薬の残量はお早めのご確認をお願いいたします。 また、フード・予防薬のご注文は業者さんもお休みになる為、12/20(土)までにご連絡お願いいたします。 皆様には大変ご不便をおかけしますが、よろしくお願いします。
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2025.11.17ミーアキャットの去勢手術、臭腺切除
最近は国内ブリーディングに限りますがミーアキャットの流通が増えているからか、飼われる方が増えてきている様に思います。愛くるしい姿で人気の動物ですが、実は警戒心が強く人に対してなかなか慣れません。飼ってみて気付かれる方も多いので、気をつけてくださいね。 そんなミーアキャットの問題行動を抑制する手段の一つとして当院では去勢・避妊手術をおこなっています。またミーアキャットは臭いも独特で一緒に臭腺の切除を行うことも推奨しています。まだ愛玩動物として歴史の浅い動物ですが、人と共に過ごしていくことの手助けができればと考えています。
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2025.11.08鳥の卵塞(卵詰まり)
鳥は発情すると卵を産みますが、その卵がうまく出せない状態(卵塞)になることがあります。特に発情を何度も繰り返している場合に栄養素の問題や卵管の機能的な問題で卵塞が引き起こされることが多いです。 卵塞になると食事の摂取や排泄が困難になり最悪の場合死んでしまう恐れもあります。 実際に写真のセキセイインコさんは卵塞になってしまい排泄ができなくなり、ご飯も食べれない状態でした。 幸いこの子は無事に卵を摘出でき、食欲を取り戻すことができました。卵の摘出が困難な場合は手術が必要になることもあります。 予防には発情抑制が重要になることが多いので、発情で悩まれている場合や卵を産む回数が気になる場合は一度ご相談ください。
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2025.10.18休診のお知らせ
こんにちは☀️ きたなか動物医院からのお知らせです🐶 11/13(木)は終日休診といたします。 皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。 内服等のお受け取りが必要な方は、お早めにご連絡ください🙇
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2025.09.30涙やけ
皆さんは「涙やけ」という言葉をご存知ですか?目の下が濡れたようになり、悪化すると皮膚の炎症や、痒みにつながることもあります。原因は多岐に渡り、涙が目から溢れてしまう理由を見つけてあげることで改善が期待できます。 涙が溢れてしまう理由は大きく分けて2つあり、一つは涙量の増加、もう一つは涙の排出路の詰まりです。難治性の場合はほとんどが後者の排出路異常のことが多い印象です。 目には涙を排出する涙管があり、鼻の方まで伸びています。この涙管が何らかの原因で詰まってしまうことで涙が排泄されなくなり、いわゆる「涙やけ」の症状を呈します。この詰まってしまった涙管を疎通させるために細い管を通して涙管内を洗浄することをまずは行い、改善が見られない場合は手術を行うこともあります。 手術はどこで涙が詰まっているのか次第で方法は変わりますが、涙点が開いていないもしくは狭い場合は涙点の拡張を行い、涙管が詰まっている場合は造影検査で詰まっている箇所を特定し、そこから鼻腔内にバイパスを形成します。 頭部の形状や詰まってしまっている箇所によっては手術が難しい場合もあるため、原因も含め飼い主様と良く相談した上で方針を説明させていただきます。 「涙やけ」でお困りの際は一度ご相談ください。
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2025.09.23休診のお知らせ
こんにちは☀️きたなか動物医院からのお知らせです🐶 10/25(土)は終日休診といたします。 皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。内服等のお受け取りが必要な方は、お早めにご連絡ください🙇
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2025.08.29チンチラの歯根膿瘍
齧歯類やウサギの歯は常生歯といって常に伸び続けており、食べる過程で削れていきます。常生歯の歯根部分が化膿すると骨にまで影響を及ぼし、骨が硬く肥大することがあります。この状態になるとご飯は食べれなくなり、骨が変形し正常な噛み合わせもできなくなる為、大変な影響を受けることになります。 下の写真のチンチラちゃんは顎が腫れてきたとのことで来院されました。見てみると顎にコブができており、白い膿が出続けている様子でした。噛み合わせもおかしく、流動食しか食べれない状況になってしまっていました。 治療は原因となる化膿巣を除去し、感受性のある抗生剤を投薬する以外にありません。下顎の切削と抜歯を提案しました。 術後はしばらく腫れは続いていましたが、徐々に落ち着き、今では牧草を食べれる様になるまで回復してくれました。 ただ残念なことに顎の骨を削っている為下顎の歯はもう生えてはきません。上顎の歯が伸び続けてしまう為定期的に歯切り処置を行いながら注意深く見守っていきたいと思います。
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2025.08.20休診のお知らせ
こんにちは☀️きたなか動物医院からのお知らせです🐶 9/15(月)は終日休診といたします。 皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。内服等のお受け取りが必要な方は、お早めにご連絡ください🙇
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