新着情報
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2024.05.04リハビリテーションに関して
当院では積極的なリハビリ治療を実施しています。 動物も高齢化が進んでおり、膝や腰の慢性的な関節痛によって起立が難しくなる患者様が増えてきています。こういった痛みに対してお薬で痛みを抑えてあげるのはもちろんですが、患部の血流をレーザー治療やマッサージでよくしてあげたり、筋肉量を増やすトレーニングを実施してあげることで改善が見られる場合も多く見られます。 抱えている病気、症状に対してリハビリ治療が適応かどうか、不安があれば一度お問い合わせください。
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2024.04.12前十字靭帯の部分断裂
6ヶ月の幼犬が足をびっこしていると来院されました🐶 レントゲン、エコーを実施したところ、前十字靭帯の損傷が疑われました。幼犬の為、包帯での固定を試みましたが、2週間経過しても改善が見られなかった為、靱帯の代わりとなる糸を設置する関節外法(ラテラルスーチャー)を実施しました。 実際に術中に前十字靭帯を見てみると、一部繊維が切れているようでしたが、靭帯は残っていました。残存靭帯への負荷を軽減する目的で糸を設置して手術は終了としました。 術後はリハビリを頑張ってもらい、5日程度で足もつけるようになった為退院としました。その後も定期的にリハビリを行っていきます。活発な子なのではやく自由に走り回れるようにしてあげたいですね🐕💨
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2024.04.03本日の診療に関して
こんにちは、きたなか動物医院です。 今朝の津波警報を受けて、本院は入院動物含めて一時避難をしております。本日の午前診療は安全が確認でき次第行ってまいります。 午後の診療に関しては警報が解除されている場合は通常通り行う予定です。 ご不便をお掛け致しますが、ご理解のほどよろしくお願い致します🙇♂️
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2024.03.14トイ犬種の骨折
トイプードル、チワワ、イタリアングレーハウンド、ミニチュアピンシャーなどのトイ犬種は骨が細い上に、活発な子が多い為些細なことで骨折をすることがよくあります。🐕🦺 今回紹介するワンちゃんはトイプードルで、クッションから踏み外したことで足がプラプラしているとの主訴でいらっしゃいました。レントゲンを撮ってみると前足の骨がパッキリと折れていました🦴。ひとまず、ずれないように包帯での固定を行いましたが、ワンちゃんの骨折、特にトイ犬種に関しては包帯のみの固定で治すことは基本的に難しく、手術での固定を行いました。 術後2日目には痛みも無くなったのか、走り出すほど元気いっぱいな甘えん坊さんであった為ハラハラしましたが😅、自宅での絶対安静と簡単なリハビリをお願いして1週間ほどで無事に退院できました👏 本当に人にとっては些細なことでもトイ犬種は骨折します。事故が起きないように、なるべく飛び乗ったり降りたりできるものを家の中に置かない、滑らないようにマットを敷くことや定期的な足裏のバリカン、足裏につける滑り止めシールを利用するなど、ワンちゃんファーストな予防をお勧めしています🙇
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2024.02.29爬虫類の便秘
爬虫類も便秘をすることがあります🦎 様々な理由でなりますが、特に床材の誤食や、不適切な給餌、環境温度調整がうまくできていないことによるところが大きいように思います。 自宅でできることとしては温浴が良く言われており、温めることで胃腸の運動が促進され便の排出がしやすくなります♨️ ただし、脱皮前などはストレスをあたえてしまうため注意が必要です。 写真のカメレオンはごはんを食べないとの主訴で来院されました。 血液検査では血糖値の上昇以外目立った異常はなく、レントゲンで腸に何かが滞留していることが見てとれました。 温浴と浣腸により排便されましたが床材が詰まっていました。捕食の際にごはんについてきてしまったものと思われます。 飼育するレイアウトにはこだわりたいものですが、誤食されるのもこわいため、悩まれる飼い主様も多いのではと思います🤔
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2024.02.07ウサギの不正咬合
ウサギさんの不正咬合を目にする機会が増えてきたので紹介します🐇 ウサギは犬や猫と異なる歯のつくりになっており、常生歯といって常に伸び続ける歯を持っています。そのため、固い牧草や葉野菜などを食べないと歯が磨耗せず、歯並びが悪くなる不正咬合という病気になります。不正咬合になってしまうとうまく噛めないため、牧草はさらに食べることができなくなり、歯がどんどん伸びてしまう悪循環に陥ってしまいます。下の写真は実際に不正咬合のウサギさんの歯の状態です。このウサギさんは伸びた歯が舌に刺さってしまい舌に穴が開いていました。頑張って痛みに耐えていたと思います😖 歯を切って正常な状態に戻してあげることで改善しますが、固いものを食べないと繰り返すため、日頃のケアや食習慣が一番重要です! 最近固いものを食べなくなった、涎が出ている、歯軋りが酷い、何度も歯を切っているが良くならないなど、気になることがありましたら一度ご相談ください。
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2024.02.05猫の会陰尿道造瘻手術を行いました
こんにちは!きたなか動物医院です。 今回、雄猫ちゃんの会陰尿道造瘻手術(エインニョウドウゾウロウシュジュツ)を行ったので病気も含めてご紹介します。 雄猫ちゃんの尿道はとても繊細で細く膀胱炎や尿道結石、尿道カテーテルの留置などで簡単に傷つきます。傷ついた尿道は治る過程で厚くなり、徐々に細くなってしまいます。重度になるとおしっこが全くでなくなり最悪の場合急性腎不全からの尿毒症で亡くなってしまうこともあります😱 今回の猫ちゃんは一度尿石症でおしっこが出なくなり他院で入院治療を行っていたようです。退院後も膀胱炎を繰り返していたため、来院されました。確認したところ、尿道はカテーテルも通らないほど細くなってしまっていました。 一度細くなった尿道は元には戻らないため、細くなった尿道を部分的に切除し尿道を拡張する会陰尿道造瘻手術を行いました。術後からは順調に排尿できるようになり、無事に退院できました👏 膀胱炎は原因によっては予防できる病気です。繰り返す膀胱炎でお悩みの際は早めに適切な対処をしてあげることが重要です!
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2024.01.15TPLOを実施しました
今回TPLOを実施したのは10歳、3kgのミックス犬でした。突然歩けなくなったため、来院されました。(Instagramに動画を載せています)レントゲン上で明らかに脛骨の前方変位がみられたため、前十字靭帯断裂と診断し、TPLOを実施しました。 このわんちゃんは持病で糖尿病を患っていました。糖尿病の患者さんは感染症にかかりやすい上に結合組織が固まりづらいため、糸を使用しての関節外法は不向きと判断しました。 術中に膝関節内部を観察したところ半月板が大きく損傷しており内側半月板を切除する必要がありました。 術後の関節の不安定さは残りますが、2日目から歩けるようになり、退院としました。高齢犬ですが、飼い主様と一緒にまた歩けるようになり本当によかったと思います。
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2024.01.08右大動脈弓遺残(PRAA)に伴う食道閉塞の手術を行いました
生まれつき体の構造に異常(奇形)がある場合があります。PRAAは非常に稀な病気で、本来胎児のときに存在する右大動脈弓が成長しても退化せず残ってしまう奇形です。残った血管が食道を囲むように発達することで食道を締め付けてしまい、食事が食べれなくなってしまいます。 今回来院された子猫も離乳食に切り替えた頃から吐くようになり、2ヶ月齢になった当初も体重が400gしかなく栄養不足からの発育不良を引き起こしていました 下の図はレントゲン写真です。造影剤が食道から流れず貯まってしまい食道が拡張しています。確定診断のためにCT検査を行う予定でしたが、体調の悪化と飼い主様の強い希望もあり開胸手術を行いました。 術後しばらくして吐く回数も減り、口からご飯を食べれるようになってきました。 小さい体で日々懸命に生きようとする姿に、スタッフ一同励まされています。
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2023.12.27年末年始休診のお知らせ
こんにちは。きたなか動物医院です🐶 🎍年末年始のお知らせです🎍 12/30(土曜日) 通常診療 12/31(日曜日)~1/3(水曜日) 休診 1/4(木曜日) 10:00~12:00 処方されています内服薬の残量はお早めのご確認お願い致します。 皆様には大変なご不便をおかけしますが、よろしくお願い致します。
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